ビジネス上の採算判断とは、つきつめると、それが会社にとってもうけとなるのか、ならないのかといった「損得判断」です。
しかし、実際多くの人々が、そのことに高い関心をもちながら、目先の成績や財務的な知識などがじゃまをして、判断を誤るケースが多いのです。
さて、いま私は右手に1万円札を1枚持っています。 貴方でしたらこの1万円札をどこから、どのような方法で調達してきたでしょうか、考えられることをすべて書き出して下さい。 (5分間なんでもいいですから書き出してください)
5分間考えて書き出す事が採算センスを磨く訓練なのです。 誰でも右手にある1万円札は見えても裏にかくれていて見えない部分は、本人に話を聞かない限り自分で判断するしかないのです。 その判断が果たして「損得判断」の際に正しかったのかどうかが問題になります。
又、たとえ正しい判断だったとしても、いま、この時間ならもっと別な判断があったかもしれないのです。 いま問題になっているのは「1万円札をどこから、どのような方法で調達してきたか」なのです。
答えは、それぞれ考え方によって異なってかまわないのです。要はその判断が現在の自分の目的にあった答えなのかどうかなのです
さて、いま私は左手にサラ金からの支払督促状を持っています。 支払期限は3日後になっております。 そこで、どんなことをしてでもお金を1万円調達しなければ会社が倒産してしまいます。
さて、私はどこから、どのような方法でお金を調達するのでしょうか。 1万円で倒産することはないですが今回は金額にこだわらないでください。 (5分間なんでもいいですから書き出してください)
立場が異なれば、でてくる判断も異なります。要はその判断が現在の自分の目的に合った答えなのかどうかなのです。
さて、貴方の判断はどんな答えをだしたのでしょうか?種々の考え方をさらに掘り進んでください。例えばの調達法として、給料、借入れ、贈与、盗む、拾う、稼ぐ、働く、売却する、質屋、おこずかい、もらう、などであり、次に「どこから」の問題を考える必要があります。
例えば、親、知人、銀行、会社、仕入先、売上先、他人、などさまざまな相手先がいます。それぞれ組み合わせていけばさまざまな「採算判断」が考えられます。 大事なことは「数字による客観的判断」にもとづいたものであることです。
深田会計マネジメンツ