ビジネス上の採算判断とは、会社にとってもうけになるのか、ならないのかといった判断です。
会社がもうけるかどうかは、自分たちの給与に結びついてきます。 つまり、つきつめると、生活費以上の給与が確保されているかどうかが採算判断の「損益分岐点」になります。
しかし、実際多くの人が、そのことに高い関心を持ちながら、目先の成績や財務的な知識などがじゃまをして、判断を誤るケースが多いのです。
この研修では、しばしば直面するケースから、経営を左右するケースまで採算判断に必要な知識のうち、まずは、「原価を意識して判断する」ことに絞りきって、例題に従って問題を解き、どんなときにも応用できる採算センスを身につけることを目的にしています。
まず、今、あなたにとって必要なことは、一つは、「時間の創造」であり、二つ目に「採算の判断」だと考えられます。
時間の創造とは、一年365日というのは、誰にとっても同じ時間であることを意味します。つまり、どんなすばらしい判断であっても、時間に興味を持たなければ「機会損失」になってしまうことを理解することです。時間を有効に使うこととは、時間はお金で買えるものであるということです。人間の能力には、それぞれ形があります。たとえ形が異なっても、人間の能力のレベルは1以上はあると考えられます。能力が1以上であれば、仕事に対する投入時間を増やしていけば、他の人よりも「労働力」があると判断できます。労働力が上がれば、365日の時間原価を節約することにつながります。
採算の判断とは、まずは、原価を意識することからはじまります。つまり、入ってくるお金が決まっていたら、出ていくお金を調整することが大事な原価管理の出発点になることを理解してください。今までの人は、出ていくお金に合わせて、お金を確保することを考えていました。果たして、自分で判断できるのはどちらの方でしょうか。
先の見えない不確実な時代「自分が不得意だ」といってもタイミングよく適切な判断が必要になります。 明確な判断のよりどころは、販売力も大切ですが「リスク回避」も重要です。
大切なのは不測の事態の回避ではなく、日常的な活動の中でのリスク回避です。 それは、判断の場面で長期的な観点に立って、「損得の判断」ができる「採算判断」です。
採算判断のもとになるのが採算計算です。 その採算計算を的確に行うために必要なことは、日頃からの考え方、行動に目を向けることも必要です。
要点で示すと
(1)自分の問題と考えること…「生活費」<「給料」でないと生きていけません。
(2)目的意識をはっきりさせること…「原価」<「売上」でないと生きていけません。
(3)当事者意識を持つこと…「支出」<「収入」でないと生きていけません。
採算計算の判断で大切なことは、隠された条件を考慮できることのビジネス常識です。
また、採算感覚はセンスであるいうこともできます。センスがある人とそうでない人とでは、確かに違いが出てきます。「センスは磨けば光るもの」です。要は、センスを磨く訓練によって身に付くものと考えられます。
次回から「採算性」についての具体的なお話しをしたいと思います
深田会計マネジメンツ
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