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会社経営に悩む社長注目の書籍

 

読むほどに経営力がグングン身に付く!? 税理士おすすめ書籍
税理士の観点から、経営者の方のアンテナ感度を向上させるために是非とも読んでいていただきたい、深田会計事務所推薦の書籍をご紹介しています!
『風の男 白州次郎』
『亡国から再生へ』
宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み
散るぞ 悲しき
『不撓不屈』
『何があっても大丈夫』
『覚悟―戦場ジャーナリストの夫と生きた日々』
『日本人よ。成功の原点に戻れ』
世界一の職人 岡野雅行 『俺が、つくる!』

 

遺言は「葬式無用 戒名不用」 『風の男 白州次郎』 青柳恵介 著(新潮社)
『風の男 白州次郎』

 不況が続く中で、サブプライムローン問題から始まり、原油高騰から来る資材の値上がり、食品をはじめとした生活用品の値上げ等、企業及び個人生活の不安が益々増大しています。このような事態を打開するには政治のリーダーシップが必要かつ重要となるのですが、現在の政権に託しておいて果たして我が国は良くなれるのでしょうか?

 昭和20年代、戦後の混乱期にワンマンと言われた吉田茂が首相として手腕を発揮しましたが、その片腕となって活躍した人に白州次郎と言う男が居ました。氏は終戦処理時に当時の占領軍司令部(GHQ)と堂々と渡り合って一歩も引かず、彼らをして「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた人です。裕福な家庭に生まれ、英国に留学して国際感覚を身につけ、しかし、日本人としての気概を少しも忘れない氏の生涯は時々マスコミの話題になりますが、現在では、どちらかと言えば骨董界で名をなした夫人の白州正子さんの方が知られているのではないでしょうか。

 氏は東北電力の初代会長となり、当時の東北各地の電源開発では山奥の現場をよく英国製ランドローバーや米国製ジープで激励して回ったと聞いています。スバルの四輪駆動車は東北電力の依頼で開発したと聞いていますので、ここにも白州氏の意図が何らか関わっているのかも知れません。今年の5月には東北電力グリーンプラザで白州次郎の回顧展が開催されました。

 敗戦によって卑屈になっていた日本人に「負けっぷりの良さ」を叫ぶ氏は、「勝ち負けは時の運」とした戦国武将の気骨にも似ています。今、経済敗戦と言われて自信を無くしている現在の日本人に泉下から喝を入れて頂きたい思いです。

 そんな理由で今回は白州正子夫人の依頼で青柳恵介氏が執筆した白州次郎語録とも言うべき「風の男 白州次郎」としました。ご高覧頂き、暑さを吹き飛ばす快哉を叫ばれるようになることを期待いたします。

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経済成長か幸福追求か 『亡国から再生へ』高杉 良 著(光文社)
『亡国から再生へ』

 参議院選挙後の政治は迷走が続き、このままでは世界の中で日本はどんどん存在感がなくなっていく懸念すら感じます。

 一方、国内では経済の活況が続いていると言われているものの、国民には全くその実感はなく、まして地方経済の惨状は目を覆うばかりと言えます。小泉首相、竹中金融財政担当相コンビによる改革とは何だったのでしょうか?
 
 アメリカでは「トリクルダウン」と言う経済用語があり、中央そして大企業が良くなれば自然と雨が樋をしたたり落ちるように地方と中小企業も良くなると言う政策です。しかしそれを行った結果、アメリカでは今や1割の国民が富の5割を占めるとも言われている大格差社会になっています。小泉竹中改革はそれを日本で行い、結果我が国もこのような格差社会となってしまったのではないでしょうか? 江戸時代中期に疲弊した米沢藩を立て直した藩主上杉鷹山は改革が社会的弱者へひずみが行くことを思んばかり、幼児・老人・身体障害者等へ先に手当をしてから行ったと言われています。小泉、竹中改革には良い面もあったのかも知れませんが、社会のセーフティーネットを張らないで行った責任は重大であると私は考えます。

 現政権内では、ようやくこのことに気づき若干の対応をし始めているようには感じられますが。

 このように私が考えていたところ、高杉良氏(「不撓不屈」の著者)が同改革批判の書を出したのを知り、我が意を得たりと今回の本に選定しました。

 ペーパーバックスの装丁なので若干お渡しするのを躊躇しましたが、内容は義憤に溢れた素晴らしい内容だと思いましたので決定しました。
 
 是非、お読み頂ければ幸いと存じます。

 
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『宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み』「西岡常一棟梁の遺徳を語り継ぐ会」監修 (日本経済新聞社)
『宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み』 日本人は、長年掛けて生活経験からの工夫等で、素晴らしいモノ作り文化をつくりあげて来ました。それを支えたのが職人です。今、技術力で世界に冠たるメーカーも元々は職人の技術をベースにしている企業は数多くあると言えます。また、職人的な習熟は決してメーカーだけでなく、建設や流通の分野、はたまた事務管理にまで及んでいます。つまり我が国は職人文化と行っても過言ではないと思います。

今回、ご紹介する本は、法隆寺や薬師寺の修理に関わり、不世出の宮大工棟梁と言われた故西岡常一氏が生前、日本経済新聞の「私の履歴書」掲載された原稿をベースに「西岡常一棟梁の遺徳を語り継ぐ会」が監修しています。

その内容は、建築物に使われている建材と技術について千年の重みとそれに新しさを対応させていく超職人である西岡棟梁の苦労が書かれています。



修理に際して、鉄骨を使うべきと指示する一流の学者達に、断固として木を使うべきと主張するところは木を愛し、木を良く知っている経験から来る自信なのでしょう。法隆寺の千三百年の経った檜の垂木が、修理に際して屋根瓦等を下ろすと重みで垂れ下がっていたのが除々に元に戻ってくる様子の描写は感激します。

そのような西岡棟梁の、生まれ、育った環境、一人前の宮大工に至るまでの修行時代、そして棟梁として工事を主宰する際の苦労が自伝として書かれ、また、法隆寺管長を初め学者、弟子等が尊敬の念を持って彼を偲ぶ文を寄せています。
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『散るぞ悲しき』  新聞・テレビ等では、至上空前と謳っているにもかかわらず、これほど実感のない好景気はかつてはなかったのでは?地方や中小企業そして個人にその恩恵が波及してこない好況とは全く皮肉な構造改革と言えます。

  ところで、「IwoJima」という言葉は、米国のある年代の人々には特別な感情を持って受け取られるようです。太平洋上に浮かぶ絶海の孤島「硫黄島」は、日米戦争の陸上戦で、唯一、攻め落とした米国側の被害の方が大きかった戦場であり、当時全米の新聞に載ったAP通信のカメラマンによる摺鉢山に掲げる星条旗と6人の兵士の写真が米国民に強烈な感動を与えたからのようです。

  何故米軍が当初5日で落とせる予定なのが36日間もかかり、2万数千人の死傷者を出すに至ったのか? 硫黄島を守る日本軍には栗林忠道中将と言う卓越した陸軍の指揮官が存在したからです。高級軍人に珍しく現場主義を徹底し、軍規には極めて厳しいが、反面部下から慕われる人間味豊かな将軍であり、現地から家族に宛てた数十通の手紙の内容は家族愛に溢れているものでした。米国留学の経験もあり、早く和平をと大本営宛てに意見具申すらしていたのです。  

 最近、著名な俳優でもあるクリント・イーストウッドが監督し、米国側からこの硫黄島の戦いを描いた「父親達の星条旗」の映画製作をしたが、彼が栗林中将の手紙を読んで大いに感動し、日本側からも作らないと片手落ちになると「硫黄島からの手紙」として、2部作にしたことは映画通には大きな話題です。

  今回お持ちする本「散るぞ悲しき」の題名は、栗林中将が最後に悲痛な思いで大本営に宛てた訣別電報にある、辞世の句の一つ「国の為重きつとめを果たし得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき」からとっています。この指揮官のあり方は、必ずや企業経営者の参考になると存じます。年末年始のお忙しい時期ではありますが、是非、ご一読をされることをお勧めいたします。

 

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「歴史的に我が国は国民を守ろうとしない国である」 イラクに散ったジャーナリスト、橋田さんの妻の孤独な戦い 『覚悟―戦場ジャーナリストの夫と生きた日々』 橋田幸子 著(中央公論新社刊)
『不撓不屈』 昭和38年11月、関東信越国税局は調査官80名を動員し鹿沼の飯塚税理士事務所とその自宅及び栃木県内関与先の一斉調査に踏み切った。調査理由は同税理士が別段賞与による利益調節での脱税指導。地元新聞は「税理士が脱税指導」と国税局の発表を掲載。後年、税務行政を根底から変えさせる「飯塚事件」の始まりである。その後延べ3千人以上の調査官による連日の関与先への調査が行われた。当局は、同税理士の関与先4百社の一斉解約工作をも行う。さらに同事務所の職員4名が脱税指導の容疑で逮捕される。 同税理士は当局指摘の事項は全て合法である旨再三申し入れるも聞く耳なく、やむなく国会議員に救済を求める。39年3月以後衆議院大蔵委員会で計6回、この件の質疑が行われる。そこに、事件直前まで、同税理士と当局との間で尽力した国税庁顧問の弁護士から当局の恫喝的態度の証明書、関与先企業の社長から当局による関与先切り崩し工作実態の証明書等が提出された。窮地に陥った当局は40年2月社会党議員を通じ、処分範囲を相談、同税理士は「国税庁長官一人」と応え、長官は翌日依願免官。この間、心労で実父が病没。検察拘留の職員4人は47日間過酷な取り調べを受け起訴。その後6年6ヶ月に亘る裁判の後、宇都宮地裁は無罪の判決、検察は控訴せず、ここに「飯塚事件」は終息をみた。 当時、税は未だ行政の裁量余地が大きく、当局の恣意的判断が度々行われていた。同税理士は租税法律主義の観点から納税者有利の理論で、常に当局と争い、睨まれていた。また調査を指揮した局直税部長は本省時代、同税理士に理論的敗北をした私怨をはらす絶好のチャンスとした。裁判に勝った同税理士は犠牲者を出さないとして国家賠償を放棄した。 飯塚税理士は大正7年鹿沼市生、旧東北帝国大学卒業、中学時代から参禅、大学時代は松島瑞巌寺に寄宿し禅の修行。昭和16年臨済宗雲巌寺植木老師に見性を許される。41年、TKC創設。平成16年11月没 この一連の実話を高杉良氏が「不撓不屈」の題名で執筆した。平成18年に映画化6月に公開された。

 

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「歴史的に我が国は国民を守ろうとしない国である」 イラクに散ったジャーナリスト、橋田さんの妻の孤独な戦い 『覚悟―戦場ジャーナリストの夫と生きた日々』 橋田幸子 著(中央公論新社刊)
『何があっても大丈夫』 テレビ等で良く知られている女性ジャーナリスト桜井よしこさんは、その優雅な容姿と柔らかな話し方にも関わらず、国際情勢についての博識さと隣国等に対して我が国は毅然とした態度を取るべきとの一貫した論調でどちらかと言うと硬派のイメージです。日本の歴史と文化を大切にすべきとの意見は相手がどんな立場の人との議論でも全くぶれることがありません。現職大臣にでも「もっとお勉強が必要ですね」とさらりと言ってのける自信は何から来ているのか。私はその出自に常々興味をもっておりましたが、桜井さんが自らその半生を綴った「何があっても大丈夫」が発刊されました。 破天荒だが大変魅力的な男性であるお父さんと、子供への躾には厳しいが何があっても動じないお母さんがあって初めてこのように素敵な女性に育ったものと納得しました。最近の若年層の犯罪多発から子供が育つ家庭環境の大切さが叫ばれていますが、今の時代から見れば決して理想的な家庭とは言えなくても、親が自信を持って対応していれば子供はこのように素晴らしく育つ証と言えるでしょう。

 

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「歴史的に我が国は国民を守ろうとしない国である」 イラクに散ったジャーナリスト、橋田さんの妻の孤独な戦い 『覚悟―戦場ジャーナリストの夫と生きた日々』 橋田幸子 著(中央公論新社刊)
『覚悟―戦場ジャーナリストの夫と生きた日々』  我が国が一時の好況を謳歌していた時代から、景気回復のために呻吟している現在まで一貫して変わらないのが周辺国の我が国への対応と申し上げて良いでしょうか。特に最近は我が国力の衰えを見透かされたか、中国の東シナ海に置ける不穏な動き、韓国の我が国領土「竹島」の不法占拠、ロシアは50年以上北方領土を不当に強奪したまま居座わり厚かましくも一部返還の提案、我が国民を拉致し発覚してもなお強面で対処する北朝鮮。いずれも我が国の弱腰対応に図に乗っての行為には腹が立ちます。これらは戦後から続いている力の外交に不慣れな我が国の歴史的な課題とも言えるでしょう。イラクへの自衛隊派遣は或る意味で小泉首相の決断を評価するものの、アメリカの攻撃の是非についての議論がされていないことと、軍事について基本的な意識の転換がないままでの行動は危惧の念を禁じ得ません。その懸念は現地での日本人誘拐、2人の外交官に続いて、さらに2人のジャーナリストの殺害とそれら一連の事件への国の対応で証明されたのではないでしょうか。

 今回の本は亡くなったジャーナリスト橋田さんの奥様が書いた「覚悟」としました。 テレビでは笑顔で気丈に振る舞っていた彼女を思い出せるでしょう。でもこの本を読むと危機対応の面で日本の国は全く変わっていないのだなと落胆してしまいます。被害者の家族でありながら事実究明に奔走する彼女も見事でしょうが、本来国が為すべきことを全くしようとしない官僚に対して我々は何のために税金を払っているのかと慨嘆せざるを得ません。私の持論である「歴史的に我が国は国民を守ろうとしない国である」と断言しても間違いではないようです。

 是非この本をお読みになって我が国の行く末に思いを馳せて頂きたいと存じます。

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今後日本は周到な戦略の下で国際社会に対応しなければならない。マレーシア前首相が語る、日本が進むべき方向性。 日本人よ。成功の原点に戻れ』 マレーシア前首相、マハティール・ビン・モハマド/著 (PHP研究所)
『日本人よ。成功の原点に戻れ』  一部は例外としても、未だ経済は厳しい状況です。日本経済弱体化の一因に国際政治の弱さが言えます。戦後は米国一辺倒であれば国防も経済も安定が確保されたため、自らのリスクで対応する能力が弱くなったが、本来、経済も国の安全保障と密接であることを冷戦構造終焉と共に察知すべきだったのでしょう。著者は台湾の李登輝前首相と並びアジアの傑出した政治家と言えます。いずれも日本に厳しいがしかし熱い期待を寄せています。今後、我が国は周到な戦略の下で国際社会に対応すべきですが、それに一つの方向を与えてくれる本と言えます。
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ものづくりの原点に立ち返る。 知恵を絞って体を動かしてこの不況を吹き飛ばす職人のパワー。 世界一の職人 岡野雅行 『俺が、つくる!』 岡野工業株式会社 岡野雅行/著 (中経出版)
世界一の職人 岡野雅行 『俺が、つくる!』  今回、選んだ本は世界一の職人と自他共に許す岡野さんと言う零細と言われる企業の経営者が書いた「俺がつくる!」です。 我が国はモノづくりが得意でそれを生かしてここまで経済が発展してきたと言えます。現場での工夫が製造業のみならず各業種で生かされてきたことが相乗効果を生んできたと言えるでしょう。 そういうことが最近少なくなってきているのではないでしょうか。 我々日本人はもっと知恵を絞って体を動かしてこの不況を吹き飛ばす気力を持って欲しいと痛切に感じました。 是非お読み頂きまして業種を問わずに岡野さんの元気に少しでもあやかって頂きたいと存じます。
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散るぞ 悲しき
『不撓不屈』
『何があっても大丈夫』
『覚悟―戦場ジャーナリストの夫と生きた日々』
『日本人よ。成功の原点に戻れ』
世界一の職人 岡野雅行 『俺が、つくる!』